レコーディングセッションの際に、取り仕切っていたブルースが監督役ではなく、自分でバンド演奏するというので、テンプルバーというところに行ってみた。
ピーターは、ライブはパスということで、ピーターと別れて、ジュディとポールと一緒にピザハウスから歩いて出かけた。
薄暗いライブハウスに入ると、ブルースがエレキギターを弾きながら歌っていた。
レコーディングセッションを取り仕切るような仕事をしているせいか、演奏の音のバランスはとてもいい。
曲はレゲエ調が多かったが、結構聞かせる。
途中、ユッスー=ンドゥール*1のバンドで使うタマのようなパーカッションも、ブルースが叩いて、大いに盛り上がる。
演奏が終わって、ブルースに挨拶をして、われわれは駐車場まで歩いて戻った。
ポールの娘さんは5年間も日本で英語を教えた経験をもち、娘さんは太鼓のクラブにも参加していたようだ。
めずらしいアメリカ人ということで、太鼓の仲間からなんとサインまで求められたという。内気な女性だそうだが、日本でカラオケは好きになったという。「カリフォルニアは、日本ほどカラオケは盛んでないけどね」と、ポールはつけ加えた。
駐車場のエレベーターで、ポールとジュディは、挨拶として抱き合って別れた。
私は握手をしてポールとの別れを惜しんだ。
*1:ユッスー=ンドゥール(Youssou N'Dour)は、セネガルのミュージシャン。"Lion", "Set", "Guide (Wommat)""Joko,"Eyes Open","Nothing's in Vain.."など、80年代・90年代に多数の素晴らしいCDを出している。