久しぶりにホームステイ先の自室で眠る

 久しぶりに帰ってきたハミルトンは、夏休みということなのだろうか、町中は、やけに車がすいている感じがした。
 他の二人の客はとうに降りて、私が最後の客となり、運転手と二人で話をすると、ニュージーランドの今年の夏は、雨が連日のように降って寒かったという。
 こうして、久しぶりにホームステイ先にシャトルバスが着いた。
 ジュディが出迎えてくれて、アレックスにも再会した。アレックスは、いつもと同じように、畑仕事に精を出していた。アレックスが言うには、長女の住むタラナキ滞在中も、雨が連日のように降って、釣りどころではなく、部屋にいるしかなかったという。アレックスは、あれこれの畑の作物を自慢げに私に見せてくれた。
 久しぶりにホームステイ先の自室で、電話回線でインターネットにつないで、家族に無事に着いた報告と、マオリの知人・友人にメールを書いて、私はシャワーも浴びずに、丸太のようにベッドに眠り込んだ。