ユッスー・ンドゥールが今日・明日と昭和女子大学人見記念講堂で演奏する

Nothing’s in Vain

 初めてユッスー=ンドゥールのコンサートを観たのは、東京は五反田のゆうぽうとだったように記憶している。ワールドミュージックというコトバでユッスーの音楽が紹介されていた頃のことだ。ゆうぽうとユッスー・ンドゥールのコンサートを観て、ユッスー=ンドゥールのボーカルもさることながら、むしろ私はタマ(トーキング・ドラム)のパーカッションに脳天を炸裂されてしまった。それ以来、彼が来日すれば、必ずコンサート会場に出かけるように努めている。
 ユッスー=ンドゥールは、Lion(1989)、Set(1990)の頃からのファンで、その頃は何度か来日してくれていたのだが、今度の来日単独公演は10年ぶりだそうだ。
 そのユッスー=ンドゥールが、スーパー・エトワール・ドゥ・ダカールを引き連れて、昭和女子大学人見記念講堂で、今日・明日と公演する。
 2003年にはアメリカ合州国イラク攻撃に抗議し、全米ツアーを取りやめたというニュースが流れていた。
 1959年生まれのユッスー=ンドゥールは、いま46歳くらいだろうか。
 Nothing’s in Vainのアルバムを飾る写真は、アフガニスタンのカブールの路地でサッカーをして遊んでいる三人の子どもが写っていた。このブログでも以前紹介したことがあるけれど、My Hope Is In Youなどに代表される彼の曲は、困難な時代にあって必要な唄だ。
 今日と明日のコンサートでは、彼のボーカルはもちろんのこと、タマをはじめとするパーカッションが見ものだ。