芸術新潮「韓国」は面白かった

芸術新潮「韓国」8月号

 今回実現はしなかったけれど、自前の韓国ツアーを考える際に大いに役に立ったのが、芸術新潮 2006年 08月号 [雑誌]だった。
 百済の旅、慶州、雪嶽山など、韓国で見るべきものの全体像が、多くの写真で雄弁に語ってくれていたし、とりわけソウルの「薬食同源ツアー」が興味深く、各エッセイも面白かった。
 芸術新潮8月号のこの特集で「韓国ものがたり」を書かれた神谷丹路さんは、1994年に出版された「韓国 近い昔の旅―植民地時代をたどる」(凱風社)の著者であり、私自身韓国についてそれほど多くを読んでいるわけではないのだが、神谷さんの書かれたこの一冊は学ぶことの多かった一冊であることを思い出した。