授業改革の試行錯誤

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 授業改革として自分なりに今あれこれと試行錯誤しているのだが、肝心のその授業改革の目的は、次のようなものである。

    • 生徒が多く英語を聞かないといけない仕かけ、多く英文を音読しなければいけない仕かけをつくる
    • 生徒どうしの関わりを大切にすべく、生徒が主体的に活動できる活動を導入する
    • 教師自らが教室でなるべく多く英語を使うようにする

 それで、変えてからまだ一週間くらいだが現在のかたちは次のようになってきている。

    • モデルリーディングCD(MD)を使って、新語の発音を3回繰り返す
    • モデルリーディングCD(MD)を使って、一つひとつ新語の意味を確認する(ここで教師がなるべく英語を使って既習語彙を用いて語彙定義をするように試みる)
    • 自宅で録音しておいた自前の音声モデル(MD)を用いて、配布したANVPプリントの発音練習
    • 自宅で録音しておいた自前の音声モデル(MD)を用いて、ANVPプリントの一つひとつの語句に日本語訳を書かせて確認
    • ANVPプリントの裏面の英語語句だけを見て、意味がわかるかどうか黙読で確認させる。意味がわからなければ、ひっくり返して意味を確認してよい。(すなわちANVPプリントがフラッシュカードの働きをする)
    • ANVPプリントを使って2分間のペアワーク(一人が英語を音読し、もう一人は、その英語を聞いて日本語訳を瞬時に言う)。相互にやるので、合計4分間必要。
    • 教科書の本文のモデルリーディングCD(MD)のリスニング
    • 教科書の本文を、モデルリーディングCD(MD)と一緒に数回読む練習をおこなう(paced reading)
    • 教科書の本文CD(MD)を、チャンクで区切りながら聞かせ、日本語の意味をざっと確認する(ここでは、説明として教師がなるべく英語を使って説明するようにする)
    • 教科書の本文を、モデルリーディングCD(MD)と一緒に読む練習(paced reading)
    • 時間に余裕があれば、チャンクで区切って、リテンション(retention)

 とりあえず、前の授業よりも目的とするところは達成しつつあるが、語彙定義を英語でやろうとしている点も含めて、まだ工夫の余地がある。