折りたたみ自転車の重量とスポーツ性

 さて、それでは、どのような折りたたみ自転車がよいのか。この問題は実は難問で、簡単な答えはない。
 実際、折りたたみ自転車は、重量とスポーツ性、つまり走りが楽しいかの、矛盾の統一物であり、どこに着地点を持ってくるのか、結構やっかいなのだ。
 まず、軽量さ路線でいくと、その代表格は、トレンクル6500だろう。
http://www.panabyc.co.jp/products/compact/PEHT2.html
 これはアルミでできていて、なんと重さは6.5kg。ただしギアなしなので、私は乗ったことはないけれど、走りはいまひとつという評判。それでいて値段は16万円もするのだ。けれど、6.5kgは、魅力である。折りたたみ自転車で、旅をしたことのある方は経験上理解されていると思うが、自転車で11キロというのは軽い方だが、これを運ぶとなると結構つらい。一瞬、持つのなら問題ないのだが、サイクリングのあとでかついで歩くとなると、結構たいへんだ。
 走りを面白くするには、多段化が必要で、トレンクルを多段化してくれるショップがあるのだが、デュラエースなどの高価なコンポをつけると、25万円くらいになってしまう。
 さて、軽量化と、もうひとつの要素である走行性を重視する路線となると、なんといってもバイクフライデーだろう。これは、アメリカ合州国の自転車で、セミオーダーでつくってもらうことになる。バイクフライデーのルックスは、とても美しい。私が欲しいポケットロケットなどは、値段も25万ほどもするが、走りのいい自転車との評判である。
http://www.bikefriday.jp/model/m008.html