佐藤唯行氏の「アメリカはなぜイスラエルを偏愛するのか―超大国に力を振るうユダヤ・ロビー」を初めて読んだ。
クリントンが大統領になって、初めてのクリスマスの時期に、ホワイトハウスでクリスマスの飾り付けをすることになったそうだ。ひとりの若手スタッフに、その仕事がまわってきたときに、「そのスタッフは自分はユダヤ教徒なのだから、まっぴら御免だと断り、こんな仕事はキリスト教徒がやるべきだと言い張った」そうだ。すると、彼は、次のようにたしなめられたという。「新人の君がその仕事をやらねばならないのさ。なぜって、ここにいるのは皆、ユダヤ教徒ばかりなのだからね」。
これは「クリントン政権内のユダヤ人の存在感の大きさを物語る笑い話」だそうだが、「ユダヤ人びいきでつとに知られたクリントンは、不倫相手もユダヤ人だったというジョークもあるくらいだ」という。
この本を読むと、ヒラリー・クリントンも、ユダヤ人脈をしっかりと押さえてきたことが理解できる。