The times They are a-changin'は、なぜa-changin'なのか

The times They are a-changin’




 Bob Dylanの「時代は変わる」という唄は、The times They are a changin'という。
 これは、なぜThey are changin'ではないのか、なぜa-changin'なのか、長年わからなかった。

 この前、田中茂範氏の「英語感覚が身につく実践的指導―コアとチャンクの活用法」を読んでいたら、その説明として次のようにあった。

 歴史的に見ても、元々、John is at running.だったものが、副詞化されJohn is a-running.となり、a-も落ち、John is running.という形式が一般的に使われるようになったといわれる。Bob Dylanの有名な詩に"Times, they're a-changing."(時代は変わっている)があるが、ここでもa-changingになっている。

 これは、「beのはたらき」の箇所の記述なのだが、atの説明としても、田中茂範氏のいうところのコア理論で説明できるのだろう。
 職場のイギリス人の同僚にこの点を聞いてみたら、田中氏の説明については、不勉強で聞いたことがないけれど、そうかもしれないと言っていた。彼によれば、このa-changingは、ただのchangingよりもパワフルで効果的だと言っていた。