そろそろ車を買い換えないといけない

 はじめてアメリカ合州国を訪問・滞在したときに、街中でたまたま話をしたアメリカ人男性に、「車はトヨタダットサンニッサン)ではどちらがいいと思うか」と聞かれたことがあった。26歳頃の話だ。
 この質問に私は答えることができなかった。というのも、そのとき車の免許を持っておらず答えようにも答えを持ち合わせていなかったからだ。私が自動車免許を取得したのはアメリカ合州国の滞在経験をしたあとである。アメリカ人の脚ともいえる自動車。自動車以外の交通が発達している大都会は別にしてアメリカ人は、金持ちも貧乏人も、アメリカ人である限り、車に乗る。
 さて、日本で都会に住んでいるなら、車はいらない。
 最近の大学生は、私と同じように車に興味がないようだし、スキーもやらないようだ。それでは何をやっているのかという話になるのだが、そんな私でもニュージーランドで車に目覚めた。
 ニュージーランドアメリカ合州国同様、脚としての車が必要な社会だ。中古車センターで日本の中古車をいくつか乗り比べてみたときに、スバルのインプレッサの走りの素晴らしさを経験した。ニュージーランドでは、車高の低く走りのいいインプレッサに乗り、現地で売って手放してきたのだが、以来、私は車を買うならまずスバルを検討すべきと思っていた。
 スズキのエスクードは我が家に12年いるが、こいつを買い求めるとき自転車が運べる車が欲しかったのだが、10数年前に引っ越した当時の新居の車庫が狭く、以前のライトエースをすでにスターレットに戻していた。スターレットの買い替えのときに、繰り返していうが自転車が運べる車が欲しかったのだが、SUVならスズキのエスクードトヨタRAV4くらいしか車庫に入らず、熟慮の末、エスクードにした経緯がある。
 そのエスクードも12年乗ってそろそろ買い替えの時期がきた。買い替えにあたって残念なことは、新車のエスクードにスーリーのサイクルキャリアを車の屋根に搭載したのだが、なんということだろう。はじめに、試しに自転車をのせた以外、12年間にわたり一度も実際に使うことがなかったという「快挙」を私は成し遂げたのだ。我が家の車は私の専用車ではないから、そもそも条件が悪いのだが、教員という職業は、なんという時間貧乏な職業なのだろう。
 さて、車の買い替えである。まず検討候補はスバル車である。