ジェフやマーガレットに誘われて、昨日高校訪問をした。
高校で英語教師をしているわりには残念ながら、これまで私は英語圏の学校見学をあまりしたことがない。
合州国では、コロラド州にあるロッキーマウンテン高校くらいしか見学したことがない。
オーストラリアでは、メルボルンにあるメルボルングラマースクールや、ブリズベンにある公立高校、そしてタスマニアはホバートにある学校を、ほんの少しずつ見学した経験がある。
ニュージーランドで高校を訪問するのは、オレワにあるオレワカレッジ*1に次いで、今回で二回目に過ぎない。
オレワカレッジを訪問したのは、すでに12年も前のことだけれど、その頃の私は、その前年に合州国西部自動車周遊旅行をして、さらにその10年ほど前に初めてアメリカ合州国に8ヶ月滞在した経験くらいしか持っていなかったから、そもそもが数少ない海外での滞在であり、またアメリカ合州国しか行ったことがなかったことから、アメリカ合州国の基準でしかニュージーランドの学校を見ることができなかった。
いわば公平とは言えない、かなりゆがんだ視点でモノを見ていたと言える。
もう少し具体的にいえば、オレワカレッジはコンピュータ化はすすんでいたが、木造の校舎などは今ひとつあか抜けない、田舎というような、曇った眼で見ていたのだ。
好むと好まざるとに関わらず、我々はアメリカナイズされていることを、日本人はもっと厳しく自覚すべきなのだろう。
ニュージーランドとアメリカは、直接関係がないわけだし、これはかなり失礼な見方であると、今でこそ思えるようになった*2。