「最悪32万人死亡」(地震想定)

amamu2012-08-31

 昨日8月30日の朝日新聞を見て驚いた。「最悪32万人死亡」という見出しが眼に飛び込んできたからだ。
 世界のどこかで大災害が起こったのかと思ったが、これは「南海トラフ地震 M9.1想定」という「有識者会議」の「被害想定」であり安堵した。
 最悪の事態を想定するという姿勢は、安全・安心に生きるための基本姿勢である。
 解説によれば、2003年に出された被害想定は「2万5千人」。想定は「M8.8」。今回は、2003年の「M8.8」から「M9.1」に「上方修正」した結果であるという。津波も「高い所でも10メートル前後だった津波は20〜30メートル台に達した」。中部電力浜岡原発も水につかるという。
 有識者会議は、「過度に心配する必要はなく、正しく恐れてほしい」と要請している。すぐに避難する、建造物の耐震化を薦めることなどの対応で「死者が6万1千人まで減るとした試算も出した」。「地道な対策や訓練の積み重ね」が必要と報じている。