日本の情報公開、「対話と討論」の水準は大丈夫か

amamu2013-11-28

 特定秘密保護法案の審議が参議院で始まった。
 本日付の朝日新聞で、26日の衆院本会議で、「自民党でただひとり、特定秘密保護法案の採択を棄権した議員」として、村上誠一郎氏のことを紹介している
 その理由は、「法案には政治家として自信がもてないから」。
 村上氏は、今回の法案についての問題として、「米国の制度と比べ、(1)秘密指定期間が60年にもなる (2)第三者の監視機関がない (3)政府に不利な情報の指定を禁止する規定がない」ことを挙げている。
 元自治相の白川勝彦氏も、「国家が秘密にしたことが正しいかどうかを批判する権利は誰もが持ち、まず権力がやっていることを知る必要がある」と訴えている。また、多くの国民が反対する中でおこなわれた今回の強行採決という手法についても、「国民の不満のマグマがたまって4年前の政権交代選挙のようになる」と危惧する。
 参議院議員ののち福島県知事を務めた佐藤栄佐久市も、昔の自民党と違って、「議論しようという空気がない」。法案が成立すると、原発に関する多くの情報も隠されるのではないかとの懸念を述べている。国会の閉会まで、10日間ほど。「佐藤氏が参院審議に望むことはただひとつ。」

 もっと意見をぶつけあうべきだ

 日本の国会の除法開示、「対話と討論」の水準は果たして大丈夫なのだろうか。