以下、朝日新聞(デジタル版2015年5月7日23時50分)から。
国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が7日に公表した「お母さんにやさしい国ランキング」で、日本は調査した179カ国のなかで32位だった。毎年「母の日」を前に公表しており、順位は昨年と同じ。ただし先進7カ国では6番目で、日本を下回ったのは米国(33位)だけだった。
各国政府の統計や世界保健機関(WHO)などのデータをもとに、五つの指標で分析した。1位はノルウェーで、北欧諸国が上位5カ国を占めた。
日本は、妊娠可能期間に妊娠・出産で女性が死亡する割合や5歳未満児の死亡率は低く、それぞれ13位、6位と上位だった。一方、女性や子どもが暮らしやすい社会づくりに関わる指標の「国会議員に占める女性の割合」は11・6%(15年2月時点)で、140位だった。議員割合を定める「クオータ制」など女性登用策を進める国と比べ、状況の改善が遅れていることが指摘された。
(畑山敦子)■先進7カ国の順位
順位 国名
8 ドイツ
12 イタリア
20 カナダ
23 フランス
24 英国
32 日本
33 米国