「20歳を追い込んだ指導者たち 日大アメフト部の特殊性」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月23日06時13分)から。

 アメリカンフットボールの悪質なタックル問題で、関学大の選手を負傷させた日大の選手が22日に開いた記者会見。約20秒間、頭を下げて謝罪した後、20歳の宮川泰介選手から語られたのは生々しい監督、コーチの言葉だった。「1プレー目で潰せ」「やらなきゃ意味ないよ」「できませんでしたじゃ、すまされないぞ」。念押しもされたという。

 彼は高校で競技と出合い、体をぶつけ合う楽しさを知った。世代別の日本代表にも名を連ねた。過度な反則行為の善悪が分からないはずはない。だが、「やらない選択肢はない状態だった」と会見で述べた。

 そこまで追い込まれた要因の一つは、日大における指導者と選手の特殊な関係性だ。

 (後略)

(榊原一生)