以下、朝日新聞デジタル版(2018年7月27日19時30分)から。
27日午前11時50分ごろ、米海軍と海上自衛隊が共同で使う厚木基地(神奈川県)内で、米海軍ヘリコプターMH53Eが離陸直後に窓を落とした。海自隊員が目撃し、防衛省が同日発表した。けが人はいないという。
ヘリは午前10時半ごろ三沢基地(青森県)から厚木基地に到着。給油を終え、岩国基地(山口県)へ向かう際、離陸して高さ2〜3メートルで窓を落とした。海自の管制官が落下に気づき、同時に米軍ヘリの乗員も状況に気づいてすぐに着陸したという。
米軍ヘリをめぐっては昨年12月、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校の校庭に、MH53Eと基本構造が同じCH53Eが窓を落下させるなど、トラブルが続いた。小野寺五典防衛相は記者団に対し、「沖縄の皆さんも含めて大変心配をかけた。同じ窓、ヘリからの落下なので大変問題だと思い、情報提供、原因究明、再発防止を申し入れた」と述べた。(古城博隆)