スキー合宿4日目。
今日は担当の先生といっしょにオーストリアから来日しているスキーヤーが同行してのレッスンとなる。
この20代のオーストリア人は2歳からスキーを始め、競技スキーに参加するためヨーロッパ各地をまわってきた経歴をもつ。
最初に指示されたのは、スキー板の真ん中に乗る練習として、滑りながら、両足をスリスリする練習だ。
さらに外足に乗るために外足に乗りながら内足を2回ずつ上げる練習。これはよくあるが両方のストックを頭の後ろにもちながら滑べる練習。これもよくあるが片方のストックを雪面に接しさせて滑べる練習。片方のストックを雪面に接しさせながら、もうひとつのストックを空に向けて滑べる練習。ひとつのストックを肩に担いで、くの字の姿勢で滑べる練習。(ストックをつく方向に)体を向けていく練習。とにかく外足に乗る練習を指示される。
指導法を競うかのように、日本人の先生からは、五キロのウエイトを持つイメージで滑べる練習をおこなった。要は、外足にのるということ。言っていることは同じことだ。
オーストリア人の先生によると、われわれは練習熱心で、オーストリア人の客層のほうが楽しもうという意識が強いようだ。基本練習は基本練習で大切だが、最後は楽しもうという気持ちが大切であると20代のスキーヤーから大切なことを教わった気がした。