「実際にシュレッダーで紙を細断 桜を見る会問題で野党」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/11/26 18:49)から。

 首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿を内閣府が野党からの資料要求当日に廃棄した問題で、野党議員は26日、同府を訪れ、名簿を細断したとされる大型シュレッダーを視察した。同府は桜を見る会開催から約1カ月後の5月9日にシュレッダーを使った理由について、「各局の使用が重なって調整した結果、連休明けになった」と説明するが、議員がこの日、大量の紙を投入すると瞬時に細断。野党は「論より証拠。時間的にあり得ない」として、資料要求があったため廃棄した疑いが強まったと追及を強める考えだ。


800枚の紙、34秒で細断
 国会近くの東京・永田町にある内閣府本府。野党の追及本部の議員は25日も訪れたが、「稼働中」などを理由に拒否された。26日に視察が実現し、議員7人で庁舎地下1階のシュレッダー室を訪問。記者団も取材のために入ろうとしたが、内閣府の担当者から「狭いから」「文書管理について公表すると、どんな影響が出るか分からないから」との理由で断られた。

 野党は紙の分量について、内閣府が22日公開した省庁推薦の3954人分の名簿が172ページあったことから、シュレッダー廃棄された約1万5千人分の招待者名簿は多くても約800枚あったと推定。この日、議員が800枚のA4用紙を大型シュレッダーに投入すると、34秒で細断された。シュレッダーの履歴も調べたが、5月9日の履歴は判明しなかった。

(後略)

(三輪さち子、小林豪)