以下、Full-Count(2021.05.07)より。
先発登板の翌日にシーズン2度の本塁打を放ったのは史上初の快挙
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地レイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。2試合ぶりの一発となるメジャートップタイの10号2ランを放つなど4打数2安打2打点で打率は.273に上昇した。チームは3-8で逆転負けを喫し泥沼の5連敗となった。筒香嘉智内野手は守備固めで途中出場し1打数無安打だった。
大谷は初回の第1打席は空振り三振に倒れたが、3回2死二塁で迎えた第2打席では左腕フレミングから2試合ぶりの一発となる10号2ラン。右中間へ飛び込む428フィート(約130メートル)の特大の一発でレッドソックスのJD・マルティネスらに並びメジャートップタイとなった。
6回の第3打席は空振り三振、第4打席は一塁ベースを直撃する二塁内野安打を放ち今季9度目のマルチ安打をマークした。この日は4打数2安打2打点の活躍を見せ打率は.273となった。
この日は記録づくしの1日。これまでシーズン10号の日本人最速は2019年に自身が記録した44試合、180打席目だったが、今季は打者28試合、116打席で到達。試合数、打席数ともに更新した。到達日の日本人最速は2004年松井秀喜(ヤンキース)の6月4日だった。5月までの10号到達は日本人初めて。
さらに大谷は4月21日(日本時間22日)のレンジャーズ戦でも登板翌日に一発を放っており、これでシーズン2度目の“登板翌日アーチ”。データを専門に扱う「スタッツ・バイ・スタッツ」によると先発登板の翌日に2度の本塁打を放ったのは史上初の快挙だったことを伝えている。
チームは大谷の一発などで6回まで3点をリードする展開となったが、2点リードの8回にリリーフ陣が一挙7失点で逆転を許し泥沼の5連敗となった。試合前にはメジャー歴代5位の通算667本塁打、歴代2位の2112打点など数々の功績を残しているアルバート・プホルス内野手が戦力外となり衝撃が走ったが、それを払拭する勝利とはならなかった。
また、筒香は5点リードの8回の守備から一塁手として途中出場。9回の1死走者無しで迎えた打席では中飛に倒れ打率.160となった。(Full-Count編集部)