以下、Full-Count(2021.06.18)より。
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地・タイガース戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は7度目。最速98.6マイル(約158.7キロ)の直球を武器に6回5奪三振5安打1失点と好投し、今季3勝目を挙げた。防御率2.70。打撃では四球、一ゴロ、四球。1打数無安打で打率.270となった。チームは7-5で競り勝ち、連敗を3でストップした。
走者を背負いながらも粘った。初回1死一、二塁のピンチで2012年3冠王カブレラを空振り三振。2回1死から新人バドゥーに右越えへ長打コースの一打を運ばれたものの、味方の連係プレーで三塁タッチアウトとした。3回は3者凡退。4回はカブレラの死球などで無死一、二塁としたが、後続を打ち取った。先頭打者を出した5回も得点を許さなかった。
6回は1死からスコープに左越えソロを被弾した。6回78球(ストライク49球)を投げ、5奪三振1四球1死球、5安打1失点。今季4度目のクオリティスタートを達成した。守備には就かなかった。シーズン10試合登板は2018年に並んで自己最多タイ。勝ち星は4日(同5日)の本拠地マリナーズ戦以来で、6月は2勝となった。
エンゼル・スタジアムはこの日から観客数の制限が解除され、3万709人が集まった。打撃では3戦連発とはいかなかったものの、本拠地は大盛り上がりだった。前日16日(同17日)にチームは6連勝後に3連敗。大谷は「もう1回流れを作れるように。まずはゲームを投手として作れるように頑張りたい」と意気込んでいた一戦でチームを勝利へ導いた。(Full-Count編集部)