さすがに「型」を守るくらいの問題はできる

 まず、日本の中学生から高校1年生くらいの問題で、10分間のテスト。問題は簡単だが、過去形などの時制に注意をしなければならないので面倒だ。
私でも時間をかければ、「型」を守る問題くらいはできる。剣道にたとえれば、私だって素振りくらいはできる。逆に、その「型」を捨てたいと考えている私は「破」に向かって努力しなければならないと考えている。
英語の「型」が気になると、一番大切な言いたいこと、messageがどこかに行ってしまう可能性がある。時制は、話法は、という「型」を捨てて、作者の言いたいこと、メッセージに迫れればいい。作者の言いたいことは、メッセージであり、「型」ではないはずだから。
 次に「何故このコースを選んだのか」、「何を学びたいのか」、「将来英語力をつけて何をするのか」がテーマの20分間のcomposition(作文)。
 私としては、第一に、これは義務である。何故なら、英語の教師であるにもかかわらず力量がないから研修に来たと書いた。第二に、これは私の要求でもある。英語力を伸ばし、アメリカ合州国がどこに向かっているのか知りたい。アメリカ合州国は、良い悪いは別にして無視しえないほどの大国だからと、書く。何を学びたいかについては、readingとlistening。アメリカ合州国の常識。知的枠組み(frame of reference)を拡大したいからと書いておいた。将来については、日本に戻って、今度は自分が英語を教えなくてはならないので、他に選択肢はないと答えた。