アメリカ合州国滞在の「総仕上げ」としての旅行を考える

GAMH

 長い長いと思っていた滞米生活も、そろそろLast Danceを迎える。
 昨日、Van Morrisonのコンサートの帰り、酒を飲みながら、全米旅行のため、ガイドブック*1をざっと読み始めた。
 アメリカ合州国は本当に広い。1ヶ月で足りるだろうか。足りないとすれば、もっと前にサンフランシスコを出なければとも思うが、それは条件的にかなわない。
 アメリカ合州国での収穫には大きいものがあった。
 英語の面では、listeningとreadingはかなり伸びたし、speakingも「初めの一歩」という感じだ。性格の面でも、自己の確立にかなり役立った。
 旅行では、やはりアメリカ合州国とは何か、その「知的枠組」(frame of reference)の拡大に役立てばと思う。アメリカ合州国滞在の総仕上げという感じもする。「全米」といっても、つかみ所がないので、ざっとでも、いろいろな所を見ておきたい。それは将来、reading, listeningに必ず役に立つだろう。アメリカ人のもっている常識をつかみたいのだ。
 また旅行なので、speakingもやらざるをえず、積極的に人とも話をしてみたい。旅行なら試される気がするので、最近speakingにも燃え始めた。

 特に見たいのは、怖い所、New YorkやChicagoだ。大都会には音楽もある。それとNew Orleans。ジャズの往年のメッカは、やはり見たい。あとNashville。カントリー音楽でははずせない。またOmahaなど、田舎の町も見てみたい。
 大旅行の前に、その準備と支度をしなければと思い始めると、もうあまり日は残されてない。どうやって部屋にあるガラクタを日本に送ろうかと考える。大旅行の後は、日本に帰って家族と会うのが最後のゴールかと思うと、それもいい感じだ。
 3月ではまだ寒いが、ルートは、ソルトレークシティ(Salt Lake City)、シャイアン(Cheyenne)、デンバー(Denver)、オマハ(Omaha)、シカゴ(Chicago)、クリーブランド(Cleveland)、ピッツバーグ(Pittsburgh)、ニューヨーク(New York)、ボストン(Boston)、フィラデルフィア(Philadelphia)、ワシントン(Washington)。南へ行き、ロサンゼルスに向かう。ナッシュビル(Nashville)、アトランタ(Atlanta)、ニューオーリンズ(New Orleans)、サンアントン(San Antonio)、エルパソ(El Paso)、ツーソン(Tucson)、フィーニックス(Phoenix)、サンディエゴ(San Diego)、ロサンゼルス(Los Angeles)。北周*2、南周りで、アメリカを往復するつもりだ。「総仕上げ」かと思うと、胸がわくわくする。

*1:この時期は「地球の歩き方」を主に参考にしていたように記憶している。その後愛読することになるLonely Planetなどをどれほど眺めていたか記憶がない。

*2:後日、北ルートのシカゴ周りは例年にない寒さであるので変更して南回りにした。