久しぶりに「データベースを使いこなす」高田正純(1985)を再読した。
朝7時35分の電車に乗るべく、電車に乗り込んだら、35分より前の各駅普通に乗っていることに気がつかず、読む事に没頭し夢中になって読んでいたら、特急・快速特急・特急と、3本の電車を乗り過ごすことになってしまった。それほど面白かったということなのだが、うかつだった。久し振りの失敗談だ。
本書は、以前住んでいた街のスーパーの近くの小さな本屋でたまたま見つけたものだ。講談社現代新書シリーズの一冊。街の小さな本屋さんでは、手に入りにくい類の本ではなかろうか。たまたまの幸運だった。たしか春休みのことで、興奮して本書を読んだことを思い出す。
あたらしい世界だから、イメージのつかめないところもあったけれど、これだ!と、眼の前が開けた感覚があって、同僚のN先生に話題にしたこともあった。
1984年の9月にはじめてビデオテープレコーダーを入手。85年2月に手動タイプライターを購入。ワープロも、ルポ90Fを購入したのが1988年1月だから、まだ1年にしかならない。自分のワープロを所収するにいたって、ようやく本書「データベースを使いこなす」の意味がわかるようになった。再読してみて、理解は深くなったと実感できる。道具はまず持たなければならない、使わなくてはならない所以だ。
コンピュータ通信とは、現在私が使っているルポ90Fのようなワープロで通信ができるというイメージでよいのではないか。これでワープロ通信をしてもよいのだろう。KDDのVenus-Pを使うというだけの話だ。ただし経費は高い。そのうちコンピュータ通信も、電話と同じように、その意義も評価も当たり前のものとなってしまって、誰も感動などしなくなるのだろう。
ルポ90Fを日本語ワープロとして使う。それを通信で使う。
タンディなどのラップトップを英語ワープロとして使う。それを通信で使う。それだけのことだ。タンディは、英文ワープロ機能と通信機能があるようだから、ポータブルとして秀逸だ。タンディ200くらいがお手頃かもしれない*1。
たしかに98シリーズなどの上位機種であれば、多機能で何にでも使えるのだろう。ただ課題は、経費の点だけである。ただし、タンディなどのラップトップであれば携帯できる。外国なり、合州国に出かける際にも、役立つのだ*2。やはり、今しかない。