私の愛車の前の持ち主は、愛知県在住の女性と判明

 トムは、中古車に試乗するたびに、前座席のボックスを開けて、マニュアル類の書類をチェックしていたのだが、ほとんど何も見つけることができないのが普通だった。私が気に入ったシルバーのインプレッサGBにはマニュアル類が完備されていて、見ると、日本でおこなった平成14年(2002年)の車検やマニュアルなど、一通りの書類が揃っている。前の持ち主は、愛知県在住の女性だった。新車のインプレッサを買える彼女は、きっとお金持ちなのだろう。彼女の乗っていた車がニュージーランドに渡って、再度日本人の手に渡ったなんて、彼女にはきっと想像もつかないことだろう。