新入生の決意表明に胸を打たれる

 入学式の中で、新入生の決意表明がなされた。
 彼女は経済学部の学生のようで、高校2年の際に、不良債権処理の問題で苦しむ人々の問題に関心を持ち始め、経済関連の記事を中心にして新聞を読み始めたという。さらに高校3年生の選択授業で経済学を学び、経済の問題で苦しむ世界の人々を救いたいと、大学は経済学部を選んだと語った。経済学は数学を必要とする。学習の面で彼女の抱える問題は、数学ができないことだと語り、だから苦手な数学を克服したいとスピーチを続けた。こうした課題意識ができている学生は問題を抱えているにしても、基本的に問題がない。課題意識が明確であれば、問題はいずれ解決されるからだ。
 彼女は、大学附属校か、優秀な私立学校で普通の教育を受けたに違いない。