言語学の課題のために中国人高校生に英文の音読をしてもらう

 アレックスの次女でハミルトンに住んでいるジョニの家にホームステイしている中国人高校生のティアンを語学学校まで車で迎えに行き、自宅に来てもらった。200語くらいの英文を読んでもらって、それを音声学的に分析する応用言語学の課題のためである。
 ティアンから聞いたら、中国で通っていた高校には50人くらいのクラスメートがいて、そのうち大学に行くものは10人以下だという。一人っ子政策の影響もあり、クラス50人のうち、48人までが一人っ子。あとの2人くらいが一人っ子ではないらしい。生理学など、科学系を勉強していたけれど、自分も外国の大学に行きたくてニュージーランドに来たという。当たり前のことかもしれないが、ニュージーランドは、中国から比べると物価が高いという。
 ホームステイでつくってもらったサンドイッチを昼ごはんとして食べたというけれど、鯛の一種のスナッパー(snapper)とホタテ(scallop)で、私が手巻き寿司を作ってあげたら、初めて寿司というものを食べるけど、とてもおいしいという。生牡蠣やキナ(ウニ)よりも、スナッパーとホタテの手巻き寿司が彼のお気に入りのようだ。
 私が住んでいる家の近くに中国人の留学生がたくさん住んでいるアパートがあるというので、車で連れていってあげた。ティアンは未成年なので、こうしたことはガーディアン(保護担当者)に報告をしないといけない。
 若い中国人学生に車を持たせて問題を起こすことがあるとジュディが言っていたが、留学生でも車を持っている者がいるとティアンも言っていた。
 その後、ティアンをジョニの家まで車で送り届けて、夕飯をご馳走になって帰宅した。