コロマンデル半島の旅行を終えた娘からメールが届いた

カテドラルコーブの海岸で

 私の娘はいまニュージーランドに滞在中なのだが、オセアニアは現在夏休みなので、南島の一人旅を終えたのちに、北島にあるコロマンデル半島に出かけて、コロマンデルをぐるっとまわり、今日オークランドからウエリントンに帰ってきたようだ。
 コロマンデルタウン(Coromandel)、ハーヘイ(Hahei)、フィティアンガ(Whitianga)、そしてテムズ(Thames)をまわってきたようだが、私がコロマンデルを大いに気に入ったように、娘もコロマンデルが好きになったらしい。自分が好きなものを、子どもも好きになってくれるというのは、とても嬉しいものだ。
 私がコロマンデルを気に入った理由は、なんといってもコロマンデルはオークランドから近いこと。大都会からそれほど近いのに、素晴らしい自然が残されていること。その意味で、コロマンデルは、キーウィたちが自分たちの休日を楽しむ場所であること。すなわち、コロマンデルはエイブルタズマンのような特別の場所ではないのに、普通に自然が豊かであるという点だ。娘も、私の意見と同意見である。
 その意味では、今回娘がメールで書いてきたように、日本には、コロマンデルのような場所がたくさんあったし、今もあると思う。私がこれまで訪ねた能登半島や松島、広島、別府、浜名湖伊豆半島南房総三浦半島までもが、コロマンデルのような素晴らしい場所であったに違いない。
 ただ、日本とニュージーランドを比べたときに、大変残念ながら、工業化、そして道路建設やホテル建設など、日本の自然破壊は否めない。この辺の行政の鈍感さといったら、開いた口がふさがらないほどだ。実は、ニュージーランドだって、森林伐採など、自然破壊は進んでいたのだが、日本のようになってはいけない、日本から教訓を学べと学び始め、切りかえた点が決定的に違うのだ。
 この点、日本はまだ充分に学びきっていない点が、残念だ。