実は個々の教員の成長も、個々の努力や研修、研鑽と同時に、教師集団の中で個々の教員が鍛えられ成長が図られるという問題があるからに他ならない。
大変残念ながら、こうした教師集団の重要性が近年話題にならない傾向にあるが、そうだとすれば、それ自体が深刻な問題であり、チームワークとしての教師集団の問題を指摘した所以である。
ちなみに教師の仕事が評価を受けることは当然であり、その評価は生徒による評価、父母による評価、教師仲間による評価、そして社会的にも評価されないとならないが、大事なことは、その評価が、その教師の成長のためにおこなわれないといけないという点である。
また、近年、生徒集団づくりが軽視されている傾向にあるけれど、クラスや学年、全校の生徒集団を、規律ある組織的な集団につくりあげることは教育の重要な課題であると私は認識しているが、こうした生徒集団をつくりあげるためにも、教師集団が重要であるという立場に私は立っている。
少しだけだが、「教師集団」に対する私の考え方が記されている日記もあるので、以下参照していただきたい。