イラク戦争は、「テロリズムの培養器」

amamu2006-09-26

9月25日付けのIHTの一面に、 “War in Iraq regarded as incubator for terror”(「テロ培養器とみなされるイラク戦争」)という題名で記事が載っていた。
“The relationship between the Iraq war and terrorism, and the question of whether the United States is safer, have been subjects of persistent debate since the war began in 2003.”(「2003年にイラク戦争が始まって以来、イラク戦争テロリズムとの関係、そしてアメリカ合州国はより安全になったのか否かが、論争のテーマであり続けている」)が、この記事によれば、情報局の諜報部員がイラク戦争テロリズムを拡散し、テロリズムの保育器(incubator)になっていると分析しているとの極秘情報が明らかになったということだ。
 この記事の最後には、“More recently, the Council on Global Terrorism, an independent research group of respected terrorism experts, concluded that “there is every sign that radicalization in the Muslim world is spreading rather than shrinking.””(「ごく最近では、テロリズムのある専門家研究集団は、『ムスリムの世界における過激化は縮小するよりもむしろ拡散しているという兆候が顕著である』と結論づけている」)と、情勢が悪化していることが書かれている。
 共和党の影響下にある情報委員会では、テロリズムの脅威について、さらに不吉な(ominous)報告をしていて、極秘の、この報告書によれば、増大するジハード(jihad)運動の詳細に触れて、”Al Qaeda leaders wait patiently for the right opportunity to attack.”(「アルカイダの指導者たちは攻撃する好機を辛抱強く待っている」)とのことだ。
 インターネットが、聖戦論者(jihadist)の思想の避難所(haven)となり、この傾向が続けば、アメリカ合州国本国また外国への脅威が多様となり、世界への攻撃の増大へとつながると、CIAの指導者が言っているという。