CSNYの映画「Déjà Vu」がいよいよ全米で上映される

Deja Vu

 ベトナム戦争が泥沼化していった70年代。反戦の声の高揚の中でその時代精神を象徴する唄となった”Ohio”, “Find the Cost of Freedom”。それらを歌った時代のアイコンとしてのCSNY(Crosby, Stills,Nasn & Young)が、60年代、70年代を越えて、今度はイラク戦争批判の時代意識を土台として何度目かのリユニオンツアーを2006年におこなった。
 7月24日付のニューヨークタイムズによれば、CSNY/Déjà Vu(Music Video)が全米の劇場で上映されるとのことだ。a film by Neil Youngとなっているから、二ールヤングが監修であることに間違いはない。アメリカ合州国で、7月25日に上映開始である。全部で、96分の長さ。
http://www.neilyoung.com/news/index.html
http://www.csny-dejavu.com/
 この映画はライブコンサートの映画というよりはドキュメンタリー仕立てになっているようだが、すでに触れたように、2006年の北アメリカでの「言論の自由」(Freedom of Speech 2006)ツアーからのものになっている。70年代のベトナム戦争時代のCSNYの曲、また2006年に物議をかもし出したNeil YoungのCD「Living With War」からの曲を主に構成されている。
 このドキュメンタリーフィルムを私はまだ見ていないが、いわば、ベトナム戦争批判とイラク戦争批判という時代精神が響き合ったドキュメンタリーなのだろう。
 劇場公開ののち、大統領選挙前にDVDも発売される予定になっている。
 アメリカ合州国では、すでに7月22日にCDの"Deja Vu Live"が発売になっている。Amazon.comでは、すでにこのサウンドトラックCDの宣伝を始めているが、日本のAmazonでは、まだ宣伝は開始されていない。
 サウンドトラックのセットリスト、収録曲は以下の通り。

1.What Are Their Names? [Live]

2. Living With War - Theme

3. After The Garden [Live]

4. Military Madness [Live]

5. Let's Impeach The President [Live]

6. Déjà Vu [Live]

7. Shock And Awe [Live]

8. Families [Live]

9. Wooden Ships [Live]

10. Looking For A Leader [Live]

11. For What It's Worth [Live]

12. Living With War [Live]

13. Roger And Out [Live]

14. Find The Cost Of Freedom [Live]

15. Teach Your Children [Live]

16. Living With War - Theme [Reprise]