ところで、昨日、支持率低下に悩む政府・与党幹部に対し、「何をやっても批判される。いちいち気にするな」との小泉前首相の発言が今日の新聞で紹介されていた。
「支持率は気にすることはない。目先のことには鈍感になれ。鈍感力が大事だ」とのことだ。いわゆる「格差問題」についても、「『格差はどんな時代にもある』と、なぜはっきりと言わないんだ。自分は予算委員会で言い続けてきた。君たちは日本が近隣諸国より格差があると思うか」と持論を展開したという。
たしかに、小泉前首相が指摘するように「格差」は歴然とある。だけども私から言わせてもらえれば、その「格差」広げようとする政策を支持する根拠がどこにあるのかということだ。さらに言えば、無能と「鈍感」とがセットになると、これは始末におえない。例えば、三流の政治家の子どもが、その子どもだというだけで、多少は特権的な地位を受け継ぐことができる。それは不公平ではないかと思うのだ。そんな中身のない奴に対して「格差」なんか認めることができない。
今の日本には、そうした無能かつ「鈍感」で、大したことのないリーダーが増えてきたような気がしてならない。そんな「格差」なんか認めることができないし、そうした「格差」はできる限り縮めねばなるまい。