インド洋での給油問題がうまく継続できなければ職を賭すと決意表明していた安倍首相のニュースを聞いていた私は、首相の意思は、国民の要求とは随分とかけ離れていると思っていた*1。首相の所信表明演説も、魅力あるものではなかった。そのことをブログに書こうと思っていたけれど、日々の忙しさにかまけて書けずにいた。
すると、今日の、突然の辞任である。
これはまさに、給油辞任であり、政権放り投げ辞任である。
辞任自体は先の参議院選挙の結果、すなわち民意からして当然である。しかし、なぜ今なのか。所信表明の直後というのは、あまりにも非常識であり、無責任ではないのか。
健康問題があったとの自民党の側近からの応援的情報流出もあるが、インド洋での給油問題はよほど重要であるに違いない。
安倍首相は所信演説をおこなったくらいだから、それなりの意欲はあったろうに。それでは、今回の辞任劇は何なのか。安倍首相では給油問題を乗り切ることはできないと、安倍首相に圧力があったのか。そう見る方が自然のように私には思える*2。
しかし、繰り返しになるけれど、インド洋の給油問題と国民の要求とは、まるでずれていないか。
国民の要求の一例をあげるならば、1年以内にきちんとしますと約束した年金問題は、一体全体どうなるのか。