今日は、8月6日。
広島に原爆が投下された*1日だ。
広島に落とされた原子爆弾のあだ名は、Little Boy、「ちびっちょ」「ちびっこ」と呼ばれていた。
長崎に落とされた原子爆弾は、Fat Man、「太っちょ」「デブ」と呼ばれていた。
ニックネームをつけることによって、新型の原子爆弾投下という現実から逃避しようとしたのか。
そうしたニックネームにもかかわらず、新型爆弾がもたらしたものは、万物絶滅とも言うべき、すさまじいまでの破壊力だった。
原爆投下という一般市民に対する戦争犯罪は、人類に対する挑戦であり、人類絶滅の危機の可能性がはじめて現実のものとなってしまったという意味で、1945年は、核時代の元年に他ならない。
核廃絶は、何をおいても優先させなくてはならない人類的課題である。
以下は時事通信から。
広島は6日、63回目の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、被爆者や遺族、市民、福田康夫首相ら約4万5000人が参列した。秋葉忠利市長は平和宣言で「核兵器は廃絶されることだけに意味がある」と強調。子供代表は「何も知らなくて平和は語れない。ヒロシマで起きた事実に学び、伝えていく」と誓った。
式典は午前8時に始まり、この1年間に死亡が確認された5302人の名前を記した原爆死没者名簿2冊を秋葉市長と遺族代表が慰霊碑に納めた。名簿は計93冊、死没者は25万8310人となった。原爆投下時刻の同8時15分、「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参列者が1分間の黙とうをささげた。