日本ペンクラブ理事らのチェルノブイリ視察

amamu2012-05-01

 本日の朝日新聞で、「日本ペンクラブの理事ら8人」が「4月中旬、チェルノブイリ原発事故の影響を旧ソ連ウクライナなど現地を視察した」と報じている(吉村千彰記者)。
 
 記事によれば、ペンクラブは、昨秋、「脱原発を考える集い」を開き、今春、福島を訪問、大飯原発再稼働に反対する声明も出しているという。
 記事から少し引用する。

25日に会見した浅田次郎会長は「処理作業にはキリがない。絶望的だ。大人は未来に責任をもたないといけない」と話し、原発反対を改めて表明した。

 

森絵都理事は「原発事故から26年たったチェルノブイリに教えを請う気持ちで行ったが、まだ被害の渦中だということがわかった」と話す。

新たなシェルター造りや廃炉の管理のため、今も常時3千人が作業をしている。
 報道によると新たなシェルター造りの建設費は約1620億円。欧州各国による基金に頼り、地元の雇用が創出されてもいるという皮肉な状況だ。中村敦夫理事は「原発は経済のためと言う人がいるが、逆の意味の冗談ではないか」。
 原発から約17キロにある公園内の記念碑には、今も人が住めない100を超える廃村の名前が刻まれている。