「原発は決して安くない」(大島堅一立命館大学教授)

 朝日新聞のコラム「プロメテウスの罠」で、立命館大学教授の大島堅一さんが「原発は決して安くない。早くやめ、再生可能エネルギーに切り替えたほうが税金も節約できます」と述べている。
 大島教授は、一橋大学の大学院生のときに、市民科学者・故高木仁三郎さんらの勉強会に参加し、「原発は本当に経済的なのか。それを総合的に研究してください」と高木さんから頼まれたという。
 その「宿題」は、「再生可能エネルギーの政治経済学(東洋経済新報社)という本として2010年に結実する。その矢先に原発事故が起きてしまった。
 大島教授は「危ないものは保険費用が高い。それはすなわち、経済的に高くつくということなのです」とも述べている。