<秘密保護法案>「ツワネ原則」策定の米財団「深い憂慮」(毎日新聞)

 以下、毎日新聞 12月6日(金)20時47分配信から。

 情報公開と国家機密のバランスをとるための国際的な指針として注目されている「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」(ツワネ原則)の策定を主導した米国の「オープンソサエティー財団」が5日、特定秘密保護法案に「深い憂慮」を表明した。

 発表文によると、同財団の担当者は法案について「国家安全保障についての市民の知る権利を厳しく制限しており、国際的な標準を逸脱している」と指摘。同財団顧問で米国家安全保障会議(NSC)の元高官、モートン・ハルペリン氏は「市民や国際的な専門家を含む幅広い意見聴取をせず、急いで法案が策定されたことも憂慮している」と見解を示した。【日下部聡】