「米フロリダ州で反銃集会、高校銃乱射生き延びた女子生徒が熱弁」

 以下、時事通信(2/18(日) 9:31配信)より。

【AFP=時事】米南部フロリダ州で行われた反銃集会で、同州パークランド(Parkland)のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)で14日発生した銃乱射事件の生存者である女子生徒が熱弁を振るい、ドナルド・トランプDonald Trump米大統領全米ライフル協会(NRA)の関係に辛辣(しんらつ)な言葉を投げ掛けた。

 同校生徒のエマ・ゴンザレス(Emma Gonzalez)さんは、米大統領選でトランプ陣営がヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)元国務長官に勝つためにNRAから数千万ドル(数十億円)の支援を受けた事実を攻撃し、「NRAから寄付金を受け取る全政治家、恥を知れ!」と発言し、集まった人々も「恥を知れ!」と繰り返した。

 17人が死亡した14日の銃乱射事件を受け、米国では過去の乱射事件の生存者らも声を上げ、行き詰まりを見せている銃規制をめぐる事態の打開を求める声が一層強まっている。

 今回の事件を起こしたニコラス・クルーズ(Nikolas Cruz)容疑者(19)は過去に問題行動や暴力行為があったにもかかわらず合法的に銃を購入できていた。

 同校の生徒や保護者、地元当局者が参加した集会で演説したゴンザレスさんは、「もし(トランプ)大統領が私に向かって、(今回の銃乱射事件は)恐ろしい悲劇だったけれど何の対策も行われないと言うならば、私は喜んで彼(トランプ大統領)にNRAからいくら献金を受け取ったのかと尋ねます」と述べ、次のように続けた。「でもそれはどうでもいいことです。私はもう知っていますから。3000万ドル(約32億円)です」

 そしてその金額を米国で今年これまでに起きた銃乱射事件の犠牲者の人数で割れば「1人の命の値段は幾らになるのでしょうか、トランプさん?」と問いかけた。

 このパワフルな演説はインターネット上ですぐに拡散し、ゴンザレスさんの名前はツイッターTwitter)でトレンド入りした。【翻訳編集】 AFPBB News

 以下、YouTubdより。
https://www.youtube.com/watch?v=ZxD3o-9H1lY

 アメリカ合州国の高校で銃乱射によるあらたな惨劇が起きた。
 アメリカ合州国は、自己防衛のためには銃をもつ権利が重要だと主張するが、事実は違っている。
 武器や軍隊は、人々の命を守ってくれていない。
 守ってくれていないどころか、人々の命を奪っている。事実は、罪ない無辜の人々の命を武器が奪い続けている。
 アメリカ合州国は、銃規制をしないという点で、野蛮な社会であり、暴力的な社会だ。
 人々の命を奪う暴力的で野蛮な武器や軍隊に、俺は、断固反対である。
 平和主義の日本国憲法こそが人々の命を守っていること思うからだ。
 憲法九条の正しさと進歩性は、ますます、明らかになっているといえるだろう。
 それは、銃で命を脅かされている、無差別大量殺人がいつ起こってもおかしくないアメリカ合州国に住む高校生たちにも、明らかである。高校で銃乱射が起こるなんて、他の国では考えられないと、高校生も、議員*1も言っている。

*1:たとえばクリス・マーフィー(民主党)議員。