シートの高さを調整するために、シートピラーのサドル用のクイックレバーをきつく締めてBD-3に乗り始めたら、音がしてサドルがストンと落ちてしまった。
何が起こったのか、はじめはわからなかったが、すぐに理解した。シートチューブのクラックだ。シートピラーを支えるフレーム部分が割れてしまったのだ。
愛車が壊れるのはなんとも悲しいものだが、怪我をせずに済んでよかった。
自転車が好きになって輪行用にと折り畳み自転車を買った最初の自転車がBD-3だった。その割に輪行にあまり行けずに、輪行どころか、たまにしか乗れなかったが、このBD-3には何年乗ったろうか。
年月の過ぎ去るのは早く、いつ入手したか、すぐには思い出せないが、真夏の猛暑日の浜名湖一周が一番の思い出だから、少なくとも20年は経っているだろう。
俺は、身長は高いほうだから、シートピラーをほぼMaxまで伸ばして、サドル用クイックレバーを締めている。だから自転車への負荷はシートチューブに一番かかっているだろう。すでに、フレーム自体、寿命だったともいえる。
つくったものが壊れるのは仕方のないことだ*1。
https://matome.naver.jp/odai/2136814734646807801
シートピラーを支えるフレーム部分の断裂の修理は、不可能だろう。なんとも悲しいが、諦めるしかない。
そもそも自転車というスケルトンの乗り物に身を預けて走るサイクリストは無防備である。今回のシートチューブの破断は、いわば炭鉱のカナリアのようなものだったと思えば、怪我をしなかったことが幸いである。