「安倍内閣の災害対応「評価しない」45% 朝日世論調査」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年7月16日04時57分)から。

 朝日新聞社が14、15両日の世論調査で、西日本を襲った豪雨災害について、安倍内閣の対応を評価するか尋ねたところ、「評価する」は32%で、「評価しない」の45%を下回った。

 豪雨対応をめぐっては、安倍晋三首相が「政府一丸となって全力で取り組んできた」と強調する一方、約11万人に避難指示が出た5日夜に首相が自民党議員との酒席に出席したことへの批判が出ている。

 加計学園獣医学部新設を巡り、これまでの首相や加計孝太郎理事長の説明で、加計学園が優遇されたとの疑惑は晴れたかどうかを尋ねた。「晴れていない」は83%、「晴れた」は8%。内閣支持層でも「晴れていない」は69%、「晴れた」は17%だった。

 森友学園の国有地売却を巡る問題や、加計学園の問題への解明についても聞いた。「国会が引き続き解明に取り組むべきだ」は50%、「その必要はない」が41%だった。

 自民党総裁選を9月に控える中、第2次安倍政権への評価も尋ねた。政権が長く続いている理由を四つの選択肢から選んでもらったところ、「他に期待できる人や政党がないから」が69%で最多だった。「安倍さんの政治姿勢や政策がよいから」は10%、「政治に変化を求めていないから」10%、「景気がよいから」7%だった。内閣支持層でも「他に期待できる人や政党がない」が60%を占めた。

 5年半の安倍政権の実績をどの程度評価するか尋ねると、「大いに」と「ある程度」を合わせた「評価する」は59%、「あまり」と「まったく」を合わせた「評価しない」は40%だった。

 次の自民党総裁に誰がふさわしいか、候補と目される4氏を挙げて聞いたところ、安倍首相28%、石破茂・元幹事長23%、野田聖子総務相7%、岸田文雄政調会長5%、「この中にはいない」33%だった。

 政治や社会の出来事を知る際に、一番参考にするメディアを尋ねたところ、最多は「テレビ」44%、次いで「インターネットのニュースサイト」26%、「新聞」24%、「ツイッターフェイスブックなどのSNS」4%だった。

 参考にするメディアによって、内閣支持率に違いがあった。「ツイッターフェイスブックなどのSNS」と答えた層の内閣支持率は48%。「インターネットのニュースサイト」42%、「テレビ」38%、「新聞」32%の順だった。