小津安二郎監督の「お茶漬けの味」(1952年)を初めて観た

 小津安二郎監督の「お茶漬けの味」を初めて観た。
 出演は、佐分利信木暮実千代笠智衆鶴田浩二淡島千景津島恵子、上原葉子ら。
 小津安二郎の映画はそれほど観ているわけではないが、これも小津調といえるのだろう。ただし、木暮実千代のすばらしい演技で、これは次の展開はどうなるのかとはらはら見た。
 佐竹妙子(木暮実千代)のお嬢さまぶりのわがままと、主人公佐竹茂吉(佐分利信)の寛容精神がすばらしい。
 これは小津の男性としての立場・見方が色濃く反映されている作品といえるのだろう。
 日本文化としても日本語としても価値ある1952年の作品。
 IMDbでは、7.9がついていた。
https://www.imdb.com/title/tt0044982/?ref_=nm_flmg_dr_10