以下、朝日新聞デジタル版(2019年2月1日16時43分)から。
スバルの1月の国内新車販売は、前年同月より39・3%少ない7347台だった。前年割れは2017年11月以来15カ月連続で、この間で最大の下げ幅を記録した。部品メーカーから調達した電動パワーステアリング装置の不具合で、国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の稼働を1月16日から停止したことが響いた。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日、発表した。
スバルは2017年秋以降に相次いだ検査不正の影響で、国内販売の前年割れが続く。自販連の担当者は、1月の落ち込みについて「新しいモデルもあまりない。(工場の稼働停止も)要因の一つなのかなと思う」と話した。
スバルは1月28日に群馬製作所の操業を再開したが、停止期間は稼働日ベースで約10日に及んだ。操業停止の影響は2万台を超えた模様で、納車に遅れも出ている。(友田雄大)