「トランプ氏「参院選後まで待つ」と記者に電話 貿易交渉」

f:id:amamu:20051228113101j:plain
以下、朝日新聞デジタル版(2019年5月26日12時4分)から。

 米FOXニュースの記者が26日朝(日本時間)、来日中のトランプ米大統領から電話を受け、トランプ氏が「本気で貿易交渉をまとめるよう日本に求めるのは、(今夏の)参院選後まで待つ」と述べたと伝えた。参院選が終われば、日本側からの譲歩が引き出しやすいとの目算があるとみられる。

 FOXのジョン・ロバーツ記者のツイートによると、トランプ氏は26、27の両日、安倍晋三首相と日米貿易交渉について議論すると語った。一方で、日本側に対する要求に本腰を入れるのは、参院選の後になるとの見通しを示した。

 トランプ氏は25日夕の日本の企業関係者らとの夕食会でも、日米間の貿易不均衡の是正などを求める意向を示した上で、「これから数カ月でいくつか大きな発表ができればと思っている」との期待感を示していた。

 トランプ氏は以前から日本との早期合意に前のめりな姿勢を示し、日本に農産物の関税削減などを求めている。トランプ氏が環太平洋経済連携協定(TPP)の離脱を決めたり、中国との通商紛争が長引いたりして、自らの支持層の米農業界が苦境に立っているためだ。ただ、日本側が参院選前に安易な妥協をすれば、安倍首相への批判が高まるのは避けられない。このためトランプ氏も一定の「配慮」をしているようだ。

 トランプ氏は普段から、自由に使える時間、通称「エグゼクティブ・タイム」に、友人らに電話をかけて政策を決めているとされる。特にお気に入りのFOXの影響力は強く、米ワシントン・ポストによると、トランプ氏と親しいFOXのキャスター、ルー・ドブス氏は政権中枢の政策会議にも参加しているという。(青山直篤)