「れいわ、積み上げた票と金 生きづらさ抱える人ら支える」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019年7月28日9時0分)から。

 参院選比例区で228万票を獲得し、2議席を得た山本太郎氏率いる「れいわ新選組」。設立間もない政党の支持者はどのような人々なのか。SNSで連絡を取ったり、会ったりしてみると貧困や病気、障害などさまざまな悩みをかかえる人たちが目立った。

 名古屋市に住む50代の男性会社員がれいわを支持したきっかけは、4月末にインターネットでみた山本氏の街頭演説だった。

 《あなたの生活が苦しいのは、あなたのせいにされていませんか。あなたが役に立たないからとか、あなたが勉強してこなかったからだとか。冗談じゃない》

 山本氏の言葉を聞くうち、涙があふれてきた。世の中から見放されてきた自分がはじめて共感してもらったように、男性は感じたという。通帳の残高は5万円ほどしかなかったが、その中から1万円をれいわに寄付した。

 「生活は苦しいけど、彼に託すしかないと思った。だってぼくを勇気づけてくれたのは、彼だけだから」

(後略)

(牧内昇平)