以下、朝日新聞デジタル版(2019/11/6 21:46)から。
2020年度から始まる大学入学共通テストについて、東京都内の高校生らが6日、中止を求める約4万2千人分の署名を文部科学省に提出した。活用の見送りが決まった英語民間試験と並ぶ大学入試改革の目玉の一つで、民間に採点を任せる国語と数学の記述式問題についても問題があると主張している。
都内の高校生らでつくる「大学入学共通テストから学生を守る会」の4人が担当者に手渡した。ツイッターで広めながらインターネット上で集め、全国の高校生らから2週間足らずで約4万2千人分の署名が寄せられたという。
代表の高校2年の男子生徒は「多くの当事者がおかしいとずっと言っているのに、誰の声を聴いてどういう判断で実施しようとしているのか疑問を感じる」と話した。
教育格差を容認していると批判された萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言について、「問題だとは思うけれど、あの発言はこの制度自体を表している。大臣がそう言ってしまうほど、制度に問題があると考えている」と話した。(上田真由美)