以下、朝日新聞デジタル版(2019/11/18 20:14)から。
国の予算を使って首相が毎春開催する「桜を見る会」について、安倍首相の元秘書で、山口県下関市の前田晋太郎市長は18日、「70歳、80歳のおじいちゃん、おばあちゃんたちがうれしそうに新宿御苑に向かう。ものすごく地方に元気を与えてくれる会と思っている。そんな名誉なことを受ける方々が増えていくのは悪いことなのか」などと述べた。この日の定例記者会見で話した。
「桜を見る会」を巡っては、招待者の選定基準などへの批判が高まり、政府は招待の基準の明確化やプロセスの透明化、予算額や招待人数の4項目を中心に見直すとしている。
前田氏自身は安倍氏が官房長官だった2006年、秘書として初めて参加。市長就任後、今春まで3年連続で前日の夕食会から出席したという。「意外と中身は質素で、そんなに過剰に振る舞っているわけではない。必要最小限と思うし、そこにまったく違和感はない。総理大臣にある程度の権限が与えられていい」と語った。来年度は中止されるが「問題として取り上げられていることを解決してもらって、再開してもらうことが日本にとっていいことではないか」と述べた。
(後略)
(貞松慎二郎)