「尾木ママ 政治家たちの度重なる問題に「許してきたのは、私たち国民」」

以下、東京スポーツ(2020年12月26日 19時26分)より。

 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が26日、ブログを更新。コロナ禍における、政治家たちの行動を戒めた。

 尾木氏は、連日放送されている菅義偉首相(72)の多人数会食や議員たちの政治資金パーティーを例に挙げ「会食は大切な仕事だから、、などという擁護論も珍しくありませんが」と前置きし「そういう【特別意識】が国民のリーダーたる自覚がなく、この非常時こそ『庶民』になりきり共に歩む姿勢が危機意識を共有できるポイントです――」と指摘。

 続けて「世界のリーダーの姿を見て下さいませ。日本のような『これまで通り』の政治屋集団は民主主義の国では極めて珍しいのではないでしょうか?」とし「これら許してきたのは、残念ながらあげて私たち国民であることは間違いありません――」とした。

 新型コロナウイルスのワクチンについて、他国と比較し、日本のワクチン開発が遅れている現状を憂いた尾木氏。「ある意味日本のお家芸だったはずが、今回は落ちこぼれ組!『日本モデル』は今や失敗モデル?かも知れません!」。

 最後は「何かあるとすぐに日本人の優等生、『民度の高さ』などと恥ずかし気もなくおっしゃる――すぐに神格化する歴史的性癖からも早く脱し、謙虚に歴史と科学に学ぶべきではないでしょうか?」と新型コロナ対応で日本人の気質を引き合いに出す人々へ苦言を呈した。