コリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の国歌に対する行動

 アメリカ合州国でのアメリカンフットボールの人気は言うまでもなく圧倒的だ。
 もう1年前の事件になるが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズクォーターバックのコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の抗議行動を初めて知った。
 彼は、国内の人種差別、黒人への警察の暴力に対する抗議表明から国歌に起立しなかった。2016年の夏のことである。

 このコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の国歌に対する抗議行動について、オバマ元大統領は、個人の意見表明権を尊重するコメントをおこなった。
 以下、BBC(日本語版)とThe New York Times

http://www.bbc.com/japanese/37283611
https://www.nytimes.com/2016/08/28/sports/football/colin-kaepernick-national-anthem-49ers-stand.html?mcubz=3


 当時のコリン・キャパニック選手に対するインタビューもYouTubeで聞ける。
https://www.youtube.com/watch?v=ka0446tibig


 選手の70%が黒人選手であるNFL(National Football League)。
 選手層に黒人が多い事実があるのだからNFLに人種差別などあるはずがない。そうした議論がある。一方、そうした欺瞞は止めるべきだという論議がある。

 いま、彼はどのチームとも契約していないという。

冷戦下の民間防衛"Duck and Cover"

 米ソの冷戦時代の1950年代、アメリカ合州国は、ソ連の原爆に対する対策として、"duck and cover"という標語が使われた。いわゆる民間防衛として、「しゃがんで、覆う」というものだ。放射能もその分防げると考えた。
 1950年代の"Duck and Cover"は、今では笑い話だが、現在もそれほど進歩しているとは言えない。

https://www.youtube.com/watch?v=89od_W8lMtA
https://www.youtube.com/watch?v=LWH4tWkZpPU