アメリカ人の思想はプラグマチズム。松本道弘氏も書いている。
「プラグマチズムの本質は、Does it work?(役に立つのか)と、Does it pay?(メリットがあるのか)という根源的な問いにある。同時にいかに高邁な理念であっても、それが実践に役立たない(doesn’t work)ものであれば、意味がない(meaningless)という、アメリカ人的発想である」。
言語活動を獲得するという場合、やはり、その国の民族的・歴史的に形成された発想を身につけないと、言葉を生きたものとして獲得できない気がする。
松本氏によれば、「初段になる人は1万人に1人、実用英語の道を志す人の中でも100人に1人という狭き門である。ところが、かなり英語のできる人でも、2〜3級(少し英会話ができて自信ができたころ)でほとんどの人が英語をやめてしまう」。
英語のリズムを早く獲得したいのだが、Readingが億劫で、条件のよいListeningばかりやっている。すぐに伸びるというわけでもないのだが。
昨日、BART*1で、切符を買おうとしていると、何かごちゃごちゃと尋ねられた。面倒なので、”I don’t speak English.”と答えてしまった自分が情けない。
*1:BARTは、Bay Area Rapid Transitの略。サンフランシスコ湾岸高速電車ほどの意味。