ナッシュビルに到着し、知人を訪ねる

 ナッシュビルでは、日本人の知り合いの伊藤(仮名)さんと会う約束になっている。
 伊藤さんとは、ある歌手を通じての知り合いである。
 たまたまナッシュビルに家族で暮らすことになったので、私の旅の途中で会いましょうということになった。
 伊藤さんは実にえらい。アメリカに来ても、日本と同じようにいろいろな人と交流をしている。雛祭りの人形はつくるし、日本的なものを手作りできる能力がある。料理だって、手巻き寿司やワンタンと伝統を守っている。環境が変わっても同じというところがすごい。
 伊藤さんも言っていたが、子どもの果たす役割って大きいのだろう。子どもどうしは英語に対する意識など、あまりないようだ。そして子ども同士の交流を通じて、親達も交流をしていく。
 田舎に住もうと、大都会に住もうと、交流はとても大事なものだ。