これはCALLの課題でもあるのだけれど、週にまとまった論文を二つ読んで「要約」「意見」「質問」を書く課題とは別に、WikipediaやRSSなど、基本的かつ話題性のある用語を自分のコトバで「説明」する課題が別にある。
それで今週は、RSS。
私はRSSのリーダーとして、フリーソフトのFeedReaderをダウンロードしたり、SharpReaderを近々ダウンロードして使ってみようかと思っているけれど、これらのソフトについて豊富な経験は全くない。まさにこれから使おうとしている初心者だけれど、RSSは興味があって、これから勉強しようかと思っているところだ。私の理解ではRSSは次のような感じで、これをオンラインのクラスフォーラムにアップしてみた。機械にうとい私のことだから、内容的には責任が全く持てない。重大な間違いがあったら、ご指摘いただきたい。
RSSの発想は、1990年代のネットスケープあたりから始まったらしいけど、ウェブ上のカッコをつけたレイアウトをはぎとっていわば裸の状態でヘッドラインなどの情報を送ることができ、なおかつ他のウェブサイトに簡単に取り込めるというものだ。だからRSSを使うことによって、たくさんのウェブサイトのスキャニング、いわば一覧の斜め読みが簡単にできるようになる。
ブログをはじめに多くのサイトがRSSフォーマットで情報を提供しているから、「リーダー」(Reader)とか「アグリゲーター」(Aggregator)と呼ばれているプログラムを使えば、あたかも電子メールのinboxのような状態で、お好みのブログやサイトの未読情報を一覧化できる。
RSSを使うと、記事の最初の部分が紹介されて、さらに続きを読みたければ、「さらに続きを読む」(more)をクリックするという具合だ。
統計的な一例をあげると、BBCニュースオンラインやBBCスポーツのサイトは、10万人がこのRSSを使って読んでいると言われている。去年からこのサービスが始まったばかりだが、月に50%の伸びで購読者が増え続けているようだ。
これはちょっと驚いたコメントなのだが、あるシンクタンクのジェームズ=クラブトリー(James Crabtree)という人物に言わせると、スパムメール、読まれないニューズレター、そして単純にメッセージが抱える重さから、電子メールのシステムは現在困難をきたしていて、「RSSがおそらく唯一の解決策」(“RSS is perhaps one of the ways out of it.”)との発言をしている。
あなたがもしeBayの常連だったら、このRSSを使うことによってバーゲンをねらえるし、アマゾン(Amazon)も、アップルのアイチューンミュージックストア(iTunes Music Store)もRSSで情報を提供しているから、これらを日常的に使っている者にとってRSSはとても便利だ。
今は、RSSと言っても「RSSって何」と、ピンと来ない人が多いけれど、RSSを知るようになれば、RSSを使った方が、知りたい情報が簡単に手に入るから、いわゆるネットサーフィンをするより楽ちんだ。こうしてRSSを使う者は必ず増えると予想されている。
RSSで記述されたものは、「XML」「RDF」「RSS」と表記されたアイコンがあるので、使い方は、このURLをコピーして、リンクし、RSS Readerで「購読」(subscribe)の設定をすればよい。
RSSというのは、Rich Site Summaryの略語のようだが、しばしばReally Simple Syndicationの意味で言われることも少なくないようだ。
ところで、英語も日本語にも強いRSSのリーダーというと何がいいんだろう。フリーでお薦めのものがあれば、紹介してもらえると非常に助かるのだけれど。