さて、ニュージーランド北島の東海岸は、マオリの影響が強い地域であり、人里離れたような印象も強い。おそらく日本人観光客はあまり訪れないような印象がある。
「ウォーキングツアーに参加してアールデコを学び、博物館にも行ったのですが、アールデコと、マオリの彫像物の展示とニュージーランド戦争の展示が少しで、各展示がバラバラな印象を受けたのですが」と私が言うと、知的風な彼女との話から、やはり私の印象はあながち的外れでもないようだった。
東海岸でマオリ関係ではどこに行ったらいいのか彼女に聞くと、ヘイスティングのマオリ関係の旅行コーディネーターを教えてもらった。ヘイスティングは過ぎたばかりの町だから、残念ながら今回お世話になることはないだろう。
東海岸はマラエがいたるところにあると彼女はいう。
彼女にマオリの伝説的人物テ=クーティ(Te Kooti)について聞くと、この女性店員はとても親切で、テ=クーティについてはインターネットで調べてくれて、おまけに印刷まで無料でしてくれた。